2019年12月24日火曜日

【追記有】コスメ好きにもミニマリストにもなれない中年女が小さなビニールポーチの中にメイクアイテムを収めてみたよ

この記事のネタバレ:収まってません(ジッパーが閉まらない)

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住環境も脳内も片づけができないので持ち歩く荷物もバッグの中から出されないままで終わることが多い。出先に何があるかわからないし家にあったものが必要になったときにまた新しく買うのは癪だし浪費だし、と思ったところで、加齢で体力も落ち重たい荷物をひいひい言いながら持ち歩くのもそれはそれでつらい。

よし、荷物を減らそう。

ばてつっこむbg: コインホームを買って小銭の管理が楽になった話
以前のエントリで書いた通り財布は軽量化しました。長財布から百均のカードケース&コインホームへ。次に軽量化するならなんだ。
そこでメイクポーチですよ。こういう時実在しない誰かがなんか言うのはこの手の記事の常套手段なのだけどそれでも架空の誰か(というていの私の記憶)が囁くのだ。

「あなた、コスメ軽量化の記事読んでましたよねえ」
遠征する女子向け「コスメ軽量化ライフハック」が捗り過ぎるレベル - Togetter
「一泊分の荷物のミニマム化に本気になったらこうなった」直径20cmのカバンに収まるコスメ収納術がすごい - Togetter
「百均の樹脂製ペンケース買ってマグネットテープ貼ってパッケージから取り出せた化粧品入れてましたよねえ」

やりました。はいやりました。
正直無印良品のポリプロピレンペンケース(これこれ)の方が中に凹みが出ないから少々お高くてもこっちの方がはめ込むのにストレスはないんだけどほしいタイミングに欠品の嵐でもしや廃番かと思ってたので百均のペンケースでパレット作りましたよ。でもペンケースはどうしても長さが出るからその分場所を取るし、プレスト以外のアイテムは入れられない。

元ネタに立ち返ってケースを名刺入れにするならば他のアイテムはどうするのか。化粧直しセットだけど仮に急な宿泊が必要になった場合に辛うじて中年の素顔を晒さずに済む程度のもの、ということを念頭に置いてセッティングを試みた。ゆえに日焼け止めや美容液やコンシーラーやヘアワックスや云々の「おばはん身だしなみするならこのくらい使っとけよアイテム」は泣く泣くオミットした。
というアイテムがこちらになります。

冒頭で書いた通りジッパーが閉まってない。


中のアイテムはこの通り。
A:ナチュリエハトムギ化粧水とセザンヌUVウルトラフィットベースN00(詰め替え済み)
B:よーじや口紅おさえ紙(油取り紙兼用とする)
C:綿棒
D:無印良品の名刺入れ(内容後述)
E:キャンメイクマシュマロフィニッシュパウダー
F:メンソレータムウォーターインリップ(無香料)
G:セザンヌ皮脂テカリお直し液
H:スポンジ(試供品のパウダーファンデーションに付いてた小さくて薄いもの)

化粧水とハンドクリーム(分量外)でスキンケアをしたと思い込みながらGを先に小鼻に塗りイチゴ鼻対策をしたと信じ込みつつAの下地で一応多少顔面に色を付け(今まで買ったベースメイクで一番肌の色に合っている)、Eのパウダーで固定化したらいよいよDのパレットの出番だ。


ひどいキャプションがついているが大体こんな感じなので仕方ないね。
パウダーアイブロウで眉毛を描き、リップ&チークを目尻重点的にさささ、ほっぺたにさささ、Fのリップ塗った唇にぺたぺた。ちなみにFのリップはポイントメイク直しにも使う。顔面の光担当ことゴージャス姉妹をEのコンパクトに入れてあるパウダーブラシでハイライト塗るゾーンに軽めにさらっと、瞼の中心に指でちょい強めにのせ、アイブロウのどっちかにお前は締め色だと言い聞かせながら目の際に細く入れる。自己責任ほほ紅をうっすらふんわりと入れて、うっかり光を入れすぎたところだけEでやんわり補正。肌の状態とか詐欺メイクとか女子力とかいろいろ基準はあるし言ってくときりないけど「一応顔に何か塗ってます中年女」の完成である。化粧直しの際はBCGHの各アイテムを他と組み合わせてなんやかんやする。不誠実に限りなく近いアバウトな説明である。

現状毎日メイクをしなければいけないわけではないし、季節のアイテムをプチプラで取り入れてキャッキャするのも楽しいのだけど、あえて絞り込む作業というのもたまには楽しい。これまでのものが決定版というわけではないから中身はそれなりに流動するだろうけど、とりあえず現時点での軽量化した結果をここに記録しておく。



【追記:あれから5日後】
さすがにジッパーが閉まらないのは片づけできない手元不如意中年としてまずいのではないか、中身を撒いて破損汚損泣いてべそんべそんになる確率が高いのでは、と手持ちの一回り大きいポーチに入れ替えることにした。ミニマムとは言いかねるが内蔵物をぶちまけるリスクを避けるのに加え厚さが多少減ったのでいいことにしよう。


 しれっと紅筆も追加したし名刺ケースの中身も少々入れ替えた。
OUT:セザンヌアイブロウパウダーR、無印良品リップ&チーク(ローズ)
IN: KATEデザイニングアイブロウEX-7(オリーブグレー)、無印良品リップ&チーク(コーラル)

KATEのは限定色だからとうっかり手を出してしまったが暗めの髪に合うしアイシャドウ他に活用できる確率が上がる上に画像の通り名刺ケースに長辺がジャストサイズだったので良い買い物をした。
リップ&チークはこのエントリを書き終えてから実際にポーチの中身のみで化粧してみたら唇が妙に浮いてしまい、今年最後の無印良品週間最終日に駆け込んで別の色を買った次第。この商品ピンクベージュも出ているのだが、先日URGLAM(ダイソーのメイク用品ライン)で買ったピンクベージュのリキッドルージュペンがまさに唇そのまんまの素の色で塗った気に全然ならなかったため同じリスクは避けたいと今回は購入しなかった。「一応顔になんか塗ってます中年女」としては顔色が悪く見えるかもしれないナチュラルな色味よりはちょっと濃くても顔色がよく見える色の方が使い勝手がいいし、コーラルを塗ってみたらローズよりだいぶ良かったので結果的に正解と言える。
外した2商品も家で化粧する分にはどうとでも使えるので無駄にはならないしめでたしめでたし。
パウダーも本当は色がつかなくて24時間付けられる粉の方がEと置き換えできるのだろうが例えばどれと、と考えた時にクラブすっぴんパウダーでは大きさも厚さもこのポーチに入れるのをためらわれるし、キャンメイクシークレットビューティパウダー(未所持)はパッケージのままだと少々厚そうだしもう一つ名刺入れと併せて買ってまで試すかというとそこまでの娯楽でもないか、とまだまだ減らない他の粉を眺めながら見送らざるを得ないのだった。